乳がんは遺伝のリスクがあるの?

女性の病気

罹患数が年々増加傾向にあるといわれている乳がんは、日本では1年間におよそ9万人もの女性が発症しています。

そんな乳がんにはいろいろな原因があるのですが、遺伝的な要因があるのか、とても不安・心配に感じてはいませんか?

ここでは乳がんの原因や症状、遺伝との関係性についてご紹介していきます。

乳がんとは?

乳がんは、乳房にある乳腺というパーツにできる、悪性の腫瘍のことをいいます。

悪性の腫瘍は、乳房の中でも上部の、ワキに近い部分にできることが多く、1ヶ所だけではなく、2ヶ所以上になることもあるといわれています。

乳がんの早期発見ではその多くが治る見込みがあるといわれているのですが、自覚症状があまり感じられず、血管やリンパ管へ広がり、進行したのちにカラダの異変に気付くことが多くなっているようです。

乳がんには、以下の症状があるといわれています。
・乳房にしこりがある
・乳頭や乳輪にただれや出血がある
・乳頭から血が混ざったような分泌物が出ている

乳がんになる原因とは?

乳がんは、女性のカラダとメンタル面の健康に深いかかわりのある、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が大きな原因とされています。
ここでは、乳がんの主な原因をまとめて参考にしてみましょう。

女性ホルモンの分泌量によるもの
・女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が多い
・体内にエストロゲンを補う経口避妊薬を使用している
・閉経後にホルモン補充療法を受けている
などがあると、乳がんが発生するリスクが若干高まるといわれています。

さらに乳がんは、
・閉経年齢が通常よりも遅い
・初経の年齢が通常よりも低い
・出産経験がない
・初産の年齢が遅い
・授乳経験がない
ことなども、がん発生を高めるリスクがあるといわれています。

生活習慣によるもの
乳がんになりやすい生活習慣には、
・閉経後の肥満
・身体活動が低い
・飲酒や喫煙
などが原因として報告されています。

遺伝的要因によるもの
乳がんは、遺伝的な要因にて発症するリスクも高いといわれています。
遺伝性のがんはHBOC(Hereditary Breast and Ovarian Cancer )と言われ、乳がんや卵巣あんは遺伝することが研究で解明されています。

遺伝性の乳がんになりやすい方は、以下のような特徴があります。
・第一親等で乳がんを発症した血縁者がいる
・良性乳腺疾患にかかったことがある
・高身長である
・マンモグラフィにて高濃度乳房であることがわかっている
・放射線による細胞への障害がある

乳がんは遺伝するもの?

日本乳癌学会の報告によると、
乳がんの原因の5~10%程度が遺伝性であるとされています。

ただ、乳がんは食生活や生活習慣などの、環境因子の影響が複雑に関与して発症するといわれているため、母親や祖母が乳がんにかかっているから自分も遺伝する可能性が高いとは言い切れないケースもあるようです。

乳がんの検査はどんなことをするの?

乳がんの検査は、
①問診:月経周期や出産歴などの情報を収集します。
②視診:左右の乳房の対称性やカタチ、ひきつれやしこりの有無などを観察します。
③触診:ドクターによってわきの下や乳房に触れ、しこりや出血、分泌物やリンパ管の腫れを確認します。
④エコー検査:超音波検査とも呼ばれるエコー検査は、機器を乳房に当て、反射された音波を画像化しながら、乳房の内部の様子を観察します。

という流れが一般的になり、ここまでの診断で良性または悪性の区別がつかないケースは、しこりに細い針を刺して診断する細胞診や、太い針を刺して検査する組織診などを受けるケースもあります。

遺伝が原因の乳がんは、他の原因から見ると少数ではあるものの、決してゼロではないことがわかりましたね。
乳房のいつもとは違った変化がある・なしにかかわらず、定期的に乳がん検診を受けて、常に自分自身のカラダと向き合う気持ちを忘れないようにしましょう。

kana

健康オタクでリサーチが趣味のフリーライター。 女性のデリケートなカラダとココロに寄り添える情報をわかりやすくお伝えします。

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